資料室に行きたくない・・・

カテゴリー「心霊・幽霊」

私が先週の金曜日に学校で体験した怖い話です。

先生:「今日授業で使った教材は当分使わないから、代わりにその教材を資料室へ置いてきてくれ、はい、鍵」

そう先生から言われて私は資料室に行きました。

そもそもその資料室は学校の生徒からは忌み嫌われ恐れられている場所で校内一おっかない場所だとも言われていました。

だけど好奇心旺盛で心霊好きな私は初めてその資料室に入れるということでうきうきしていました。

そんなこんなで資料室に行って鍵を開けてみると、その中はとても雰囲気が死んでいてカーテンが閉まっててとても不気味な感じでした。

教材を置いて私はあたりを散策してみました。

すると「ふふふ」と、どこからともなく女の子の笑い声がします。

その瞬間、私はその場に氷りつきました。

いつの間にか私の顔は後ろから現れた女の子に包み込むようにして撫で回されていたのです。

私:「なっ何?」

女の子:「あったかーい、ふふ、かわいいあなた、私と同じ場所に連れて行きたい」

私:「いやっ」

しばらくその場を動けなかった私は意を決しその女の子を振りほどきます。

その女の子は背は私より低くてツインテール、右目に眼帯をしていて、服は青いスカートで赤っぽい服を着ていました。

女の子:「私ね、ずっと昔死んじゃったの、それでね、あなた、私の友達にそっくりだわ、きれい」

そういってその女の子は、私の髪の毛をつかみ強引に引っ張られました。

私:「う、ううんんんんん」

私はまたその場で動けなくなってしまいましたが、その場から逃げたい一身でその女の子を突き飛ばして資料室から逃げました。

先生に鍵を返して何事もなかったかのように下校しましたが、あの女の子の正体が気になるので思い切って先生に聞いてみると、その女の子は20年前事故で亡くなった女の子でした。

それがわかり何事もなかったかのように帰宅し普通に夕飯を食べてお風呂に入り寝ましたが、その夢に今日学校で会った女の子が出てきました。

女の子は私を強引にベッドにたたき寝かすと四つんばい見たいな感じになり、その上から私を見上げこう言いました。

女の子:「ねえ、私がいつも持ち歩いているメモ帳がないの、探したけど資料室にはないみたい、やっぱり旧校舎かな、明日探してくれる」

その後女の子は私を抱きしめて目が覚めました。

翌日私は旧校舎へ行き隅から隅までメモ帳を捜しました。
ようやくそのメモ帳を見つけましたが、それは机の中。
あの子が使っていたものだと思います・・・。

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