”それ”は誰にも見えていない

友達の話です。

小学校からの付き合いのTと言う友達が、見える・聞こえる・憑かれやすい・・・という人です。
Tのせいか、私も金縛りに遭ったりしてました。

ある日、Tが病気して入院中に電話してきたときです。

その日Tは体調がよくなくて、うつらうつらしていました。
Tは体調が悪いと、幽霊と生きてる人間の区別がつかなくなってしまう事があり、最初に”ソレ”を見たときも分からなかったそうです。
病室の入口に小学校低学年か、それよりも小さい女の子が部屋を覗いていました。
Tのベッドは入口から離れた側で、女の子からは遠いのにT以外は誰も女の子に気付いていませんでした。

Tは小さい女の子が一人無いことと、入院患者でも無いことに思い当たり、看護師さんでさえも女の子に気付かないを見てやっと彼女がこの世の人では無いと判断することが出来ました。

Tは関わり合いにならないのが一番だと思い女の子を見ないようにしていると、そのうち女の子は居なくなりました。

その日、Tは夢を見ました。
自分以外誰も居ない、何処もかしこも真っ白な空間でぼんやり立って居ると、肩が痛い。
とにかく、痛い。
見ると左肩に数学なんかで使うコンパスが刺さっている。

コレのせいか?と、反対側の手でコンパスを引き抜く。
安心、痛い、刺さっている、抜く、痛い、刺さっている、抜く、痛い、刺さっている、抜く、痛い・・・・・・痛い、刺さっている、痛い、痛い、痛い、刺さっている、刺さっている、痛い、痛い、痛い。
肩の痛みで、目が覚めると金縛り。

左肩はまだ痛い。
まさか、コンパスが刺さっているのかと怖くなって、金縛りを振りきり左を向くと、目が合った。
そこには昼間の女の子が、ベッドの縁から顔を出して此方を見てる、手を捕まれてる。

Tは大声を出して、知ってるお経やら九字やらを滅茶苦茶に叫んだそうです。
部屋の人達も起き、看護師さんも駆け付けてくれて、女の子は消えました。
電話で『弱ってるときは寄って来るから怖い』と言ってました。

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