念のため警察を呼んだんだが

ウチの工場にパラサイトしている幽霊が警察を召喚した件。

以前2年ほど勤務していた工場が幽霊付きの物件だった。
工場は築30年以上の鉄筋3階建て、屋上付き、3階にのみベランダ有。

で、そこの3階より上にのみ出る。
昼夜を問わず、霊感なくても見える。

ただ、出るって言っても「誰もいないのに人影が見える」「足音が聞こえる」「モノ(椅子とか)を動かす」とか他愛のないもの。

だから怖いのは最初だけで後は従業員全員でガン無視してた。
因みに半年以上その工場で勤務している人は皆幽霊に遭遇済み。

で、その工場のすぐ横に高速道路(高架)が走っていて、そこに夜間高速バスのバス停があった。

深夜23時過ぎ、バス待の乗客の1人がふとウチの工場を見ると、屋上に動く人影が見えた。
でも工場の電気は消えて真っ暗、どう見てもオカシイ。

その人影は手すりに沿って行ったり来たりを繰り返している。
で「あの人様子が変だよね」と他の乗客に話しかけると、「もしかして自殺?」とその場にいた乗客全員が騒ぎ始めた。

でも、自殺者って下手に話しかけたりすると拙いでしょ。
暫くオロオロしていたら、急にその人影が消えた。

乗客驚愕、てっきり飛び降りたもんだと思い警察と消防に連絡。
その数分後、警察到着。
ウチの工場の周りをくまなく捜索、でも誰もいない死体も無い。

工場も施錠されてて呼び鈴押しても応答なし、結局その夜はいったん捜査終了。

で、次の日、現場検証って名目でお巡りさんが工場に再度登場。
工場長に事情を説明「念のため屋上を捜査する」とのこと。

工場長はその時点で「あーまたあの幽霊かー」って思いつつも「屋上は鍵掛かってるから誰も入れないよ」って言ったんだけど「複数の目撃証言があるので捜査します」の一点張り。

で、工場長が屋上にオマワリを案内、当然誰もいないし誰かいた形跡も無い。
結局、目撃者の見間違えってことになった。

ただ工場長の話によると、オマワリを屋上に入れた時、誰もいないのに人の気配がしたらしい。

オマワリもそれに感づいてやたら丁寧に屋上を捜査してて、しかも捜査中に何度もイキナリ振り向いて辺りを見回したり、相方に「お前、今呼んだ?」とか言い合ったりしてたって。

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