知り合い家族に起こった話。
そこの家のおばあさんが亡くなってから、娘(当時高2)に不思議な事が起き始めた。
授業中に霊が見えるようになったそうだ。
本人は最初は頭がおかしくなったと思ったが、毎日のように幽霊が見えて先生に相談した。
それが平安時代のような着物姿の女性がいつも同じ子の肩に止まるらしく、フワーと浮いているという。
先生は医者を勧めて家にも連絡をした。
精神科など行きたくない!と診察はしなかった。
しかし、ある日同じように着物の女性が現れて目が合った。
その幽霊は彼女に向かってきたという。
・・・ついに彼女は発狂してしまった。
学校をしばらく休んで、母親と病院を回ったが結局分からない。
恐くて学校に行けず、しばらく休学させてもらった。
そんなある日、近くのホールでとある霊能者の相談会なるものが開催されるのを知り、藁をも掴む思いで相談に行ったそうだ。
そこで霊能者は何も説明しなくとも起きている事を言い当てたという。
そしてこの霊障の根本は母親の生活態度を改める事で納まると言った。
おばあさんがそれを生前に伝えられなくて娘を使って霊能者のもとへ導いたと言うのだ。
母親がおばあさんの仏前でお礼と謝罪をしたら納まったそうだ。
確かに母親は評判の悪いくせ者だった。
霊能者って本物もいるんだなぁと思ったよ。