私が小学校の時の話です。
私達の地域は田舎で田んぼしかなく夏休みの楽しみといえば、小学校のプールが自由に使えることでした。(自由と言っても保護者が四人くらい監視しています)
私も含めた仲良し五人組はプールに入るために学校に行きました。
水着に着替えて準備体操をするために体育館に集合するのですが、その日は小学二年生が使う日なので、二年生のカラーの緑色のプール帽をかぶった人しかいないはずなのですが、一人だけ赤い帽子の子がいました。
私のグループの元気な子がそのこと仲良くなり、一緒にプールに入ろうとなっていたころです。
名簿に丸をつけた人から入ることになっていたので、列に並んで丸をつけているとその女の子は居なくなっていました。
その日はプールが中止になり搜索になったのですが、結局見つかりませんでした。
そして夏休みが明けた頃、私達は校長室に呼ばれ詳しくこの話をしました。(もう名前は覚えていないのですが、赤い帽子の子の名前もいいました)
すると校長先生が話してくれました。
小学校のプールは何年か前に新しくしたらしく、新しくする前に亡くなった女の子と赤い帽子の子が名前も特徴も一致したのです。
怖いという感情はなく、悲しくなりました。
五人組の元気な子は父の転勤で引っ越しましたが、その出来事から霊感がついたそうです。
今でも私達五人組はなかよくやらせてもらってるよ。