子供はその存在に気づいて怖がっていた

カテゴリー「心霊・幽霊」

先週末、恋人に会いに県外へ出た時の話。
駅の近くの横断歩道を渡った先のカフェで待ち合わせしてた。
信号待ちをしてたら、道路の向こうの信号機のポール真横に全体的に薄ぼけた人がいた。

やや俯き加減で顔や髪の辺りも灰?黒?っぽくぼやけてるから、男女どちらかも分からない。
記憶のうちではそれらしきものは初めて見たから、騒ぎこそしなかったけど二度見&えっ、と呟いて暫く視線も逸らせず。
さりげなく俯いて深呼吸したけど呼吸は震えてたw
そしたら隣で同じく信号待ちしてた母子の子供(多分3、4歳前後)が、前方を見たあと母親を見上げ、「死んでるの?ねえ、死んじゃってるの?」と聞き出した。

母親は「え?は?」と首を傾げたあと、おかしな事を言わないのと小声で叱ってた。
子供が困った様に顔をあちこちに向けた時、驚いて子供を見てた自分と視線がバッチリ。
自分でも何も確証も自信もなく未だに何でだか分からないけど、笑顔で「大丈夫だよ」と答えてた。

その瞬間、子供がこっちを凝視。
知らない大人がいきなり話し掛けて驚かせたよなーと思ってたけど、視線がちょっとずれてる気がした。

私の顔というより、肩や背後ら辺を見てる感じ。
驚いてる様な、怖がってる様なそんな目。

再度え?え?と内心パニクって自分の肩や背後を見てたら信号が変わり、はっと気付いて信号付近を見たらもう霊っぽいのはいなくなってた。
子供は親に手を引かれて先に行くんだけど、ちょくちょく振り返りこっちを見てたw

子供のあの怖がる様な目線と、信号を渡り出した際の親の不審を通り越して何故か憎悪すら感じた視線と、ガン見されてた自分の肩や背後が今でも気になって気になって仕方ない。

それからは就業予定だった会社側のミスで仕事がボツになった以外は不幸とか特におかしな事はないけど、今までもかなり波乱万丈な人生だったから、トドメを刺されないのを日々祈ってるよ。

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