何年も前の話。
深夜0時あたりかな?
電車乗ってたんだけど、どうしても腹が痛くて降りた。
終電まで確かあと一本はあったからそれまでに済ませりゃ良いと思ってた。
電車から降りた数人が改札を抜けると、もう俺以外誰も居なくてシーンとしたから妙に緊張しちゃって余計に痛くなったもんでたまらず駆け込んだのね。
スッキリしてさっさと出ようとしたら「コツコツコツコツ」と、何人もの革靴の音が聞こえる。
体感としては定期考査の休憩時間に一気にトイレが混むような、トイレの空間いっぱいに人が来た感じだった。
しかも小便するわけでもなく、個室に入るわけでもなく、大勢がゾロゾロ歩き回ってる。
気持ち悪くて出られなかった。
1分かそのくらいして皆出て行ったんだけど、すぐ出るのも鉢合わせたら嫌だから友達にその状況メールしながら時間つぶして終電来る1分前に走ってホームに向かったわ。
後から考えりゃ駅員かとも思ったんだけど、自分的にはあの時以上の恐怖はない。