数年前、部屋を借りるため不動産屋に行って3件の部屋を紹介してもらった。
1件目、2件目に行ったところは、古い、狭い2階建てコーポで全く住む気にならなかった。
3件目は、築浅、ロフト付、オートロック4階建てマンションで文句なし。
しかも家賃が前の2件よりも安かったので、当然即決して「ここにします。」と言ったら、不動産屋は「本当にここでいいですか?」との返答。
その返答に違和感を感じて「何かあるんですか?」と聞いたが、「いや、別に・・」と何か歯切れが悪かったが、あまりにも条件が良かったのでそこを借りることにした。
2年半ほど住んで不思議な現象は、テレビの電源が勝手に消えたのが5回位、勝手に付いたのが1回。
後は夜中テレビを見ていると目の端を白い物が横切るが、その方向をよく見ても何もないということはよくあった。
しかし、転居したらテレビが消えることもないし、別に実害はなく、はっきり何かを見たわけでもないので、あまり気にしていなかった。
だが最近、嫁から「あの部屋で一人で留守番しているときに玄関のチャイムが鳴って応答したら、若い男が名前も目的も言わずに『ドアを開けてください。』『とにかくすぐ開けてください。』としつこく言われたことがあって怖かった。」という話を聞いてぞっとした。