独り暮らしをしてた頃の話です。
窓を開けると公園が見える部屋に引っ越して、初日から金縛りにあうようになり、その日から毎晩続きました。
仕事が忙しく、帰宅も遅かったので疲れてるせいだろうと思い、休日にはしっかり睡眠を取ろうと昼寝をしたら、明るいうちから金縛り、そして空中をぐるんぐるん振り回される感覚・・・。
さすがに怖かったけど、今目を開けられたら空中浮遊してるのが見えるかも!とか思って頑張りましたが、指一本動かせません。
何とか解けた時には頭がぐるぐるしてました。
そしてその夜もまたいつものように金縛りに・・・。
もう一週間続いていたし、安眠を妨害されてかなり腹が立っていたので、心のなかで「もういい加減にして!私はこの部屋が気に入ってるし、引っ越したばっかりでお金もないから出て行けないんだ!」というような事を強く念じつつ、枕元の気配と戦いました。
口からシャーッと猫が威嚇するみたいな感じで、声にならない声で叫び続ける私・・・。
はたから見てたら私の方がはるかに怖かったと思いますが、全く動けなかったから仕方ないです。
しばらくして体が動かせるようになった時、なんとなくもう大丈夫というか、来るなら来い!って気持ちになり、その後は平和な夜が戻ってきました。
後日、部屋の前の公園近くで、数年前に若い女性が亡くなられたと聞きました。
教えてくれたのは、夜になると公園の近くに屋台を出しているおじさんで、その人は視える人でした。