ここが正しいのか分からんが、今から25年ぐらい前の体験。
母方祖母が、いよいよ危ないって事になって、看取りに母が俺や弟を連れて実家に帰った。
んで、どういう経緯だったか覚えてないが、祖父母の家に俺、弟、従兄弟2人の4人で留守番してた。(大人は皆病院に居たんだと思う。)
昼過ぎだったと思うが4人でテレビを見ていたら、居間と襖1枚で仕切られた仏間(いつも俺たちが泊まる部屋)からチーン、チーン、と鐘の音が聞こえた。
一同絶句。
当時小学校低学年だった俺でも外から聞こえてるわけじゃなく、明らかに、仏間の仏壇の鐘が鳴ってる音だと分かった。
泥棒か?でもわざわざ、そんなもの鳴らす?
2つ上と4つ上の従兄弟もビビッて確認なんてする気は全く無い。
その日は恐ろしくてそこの襖空けれず、夜もトイレに行けなかった。
その日は、2階にある別の部屋で寝た。
翌朝、起きると居間には大人が一杯居て仏間に祖母が寝ていた。
聞くと夜中に亡くなったらしい。
バタバタしていた母と伯母に前日の昼のこと従兄弟と一緒に説明した。
ばーちゃんが死ぬ前に、あんたがたに挨拶しに来たんだよ、と泣きながら言っていた。
まだ、生きてる時に鐘鳴らしに来たの?どうやって?生きてても幽霊になれるの?
とかよく分からんツッコミしてたけど、そんなもんかな~なんて思ってた。
普段、オカ板全く見ないけど、先日母から祖父が100歳になったって聞いたんで思い出したんで書いてみた。