霊能者とかは詐欺師

カテゴリー「心霊・幽霊」

実話投下して行こうか。
医者になって4年目、大学病院に勤務してた頃の話。

ある患者が亡くなり、時間外なので病理医ではなく自分たちで病理解剖をした。
時刻は22時を少し過ぎたぐらいだったと記憶してるが、解剖室(外からは施錠しない)や更衣室の戸締りをし、その辺りの電気を消して病棟へ戻ろうと同僚2人とともに廊下を歩き始めた時、背後で「ガタガタガタガタ」と大きな物音が聞こえた。

振り却って見ると、解剖室のドアノブが上下に激しく動いている。
十秒弱ぐらいその状態が続いた後、そのドアがわずかに開いてすぐ「バタン」と閉まった。

しばらく・・・あっけに取られてたんだが、俺の「逃げろ」と一言で、3人が脱兎のごとく逃げ出したのは言うまでもない。

その解剖室は病院の1階にあって必ずその前の廊下を通らなければ、時間外には外に出れない。
その夜帰宅する時は勿論、その後の遅い時間帯に帰宅する時は、ホント怖かったよ。
その後は何事も起こらなかったがね。

自分は元来、心霊とかに全く興味がないわけでもない。
信じてる訳でもなく、霊能者とかは詐欺師ぐらいにしか思っていなかったのだが、この1件を体験してからはマジで霊の存在を疑わなくなった。

言い忘れたが、あの時俺ら3人が最後の後片づけをして出て来たので、解剖室に誰も残っていないことは確認済。
ていうか、そもそも深夜の大学病院でそんな馬鹿げたイタズラする奴いないし。

以上。

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