ドッペルゲンガーな私

カテゴリー「不思議体験」

私が体験した不思議な話です。
今から20年ほど前ですが、私(以下Oとする)が本社の事務所で残業をしておりました。

時間は20時頃でしょうか。
書類作成をしていて営業所の責任者に確認したいことがあり「いないだろうな」と思いつつ電話を掛けました。

数回の呼び出し音のあと、同じように残業をしていたスタッフが電話に出ました。
私はそのスタッフを知っていたこともあり、向こうも私(O)だと気付いていると思いつつ「遅くまで残業お疲れさん」などと会話をして、本題の責任者がいるかと聞いたところ、案の定いませんでした。

やっぱりか・・・と電話を切ろうとしたとき「ちょっと待ってください」と止められ、電話を置いて走っていくスタッフ・・・。
保留にする間もなく走って行ったので遠くでスタッフが叫んでいるのが聞こえる。
「Oさーん!、Oさーん!」と私の名前を呼んでいる。

電話口で???となっていたところに戻ってきて「おかしいなあ~」と。
どうしたのかを聞いてみると、返ってきた言葉が「今、ドアのところでOさんが覗いていたので、探しに行ったらいなかったんです」と・・・。

誰かの見間違いじゃないか?と聞いてみたところ、スタッフが答えた格好は、その日の私と同じだった。

その日は、営業所へ行ってもないし、そのスタッフとも会ってない。
そもそも、Oと話しているのに営業所にOがいるはずがない。

ちょっといたずら心が湧いたので「んじゃぁ、私は誰?」と聞いてみたら「Oさんいつの間に、そっちへ行ったんですか?」と・・・(笑)

どうやらOからの電話だと気づかずに話をしていたところ、ドアからOが覗いたため、本社からの電話だと伝えるために探したと・・・。

その日は残業を早々に切り上げて帰りました・・・。

ちなみに本社と営業所は車で20分くらいかかる距離です。

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