「まもなく~2番線に当駅始発駅○○線△△行きが参ります。危ないですから黄色い線の内側までお下がりください。」
アナウンスが流れるとゆっくりと電車がホームに入ってくる。
始発だ、ラッキー、座れるじゃん。とか思う。
目の前をゆっくり電車が通り抜ける。
あれ?と思った。
通り過ぎる電車のドアにお爺さんが映っていた気がした。
これ?始発だよな?
気のせい?
が、またお爺さんが通りすぎて行った。
しかも、見た感じさっきと同じお爺さんである。
え?何で?
と頭は?状態。
そして、三度お爺さんが通りすぎる。
もちろんさっきと同じお爺さん。
影分身して1人1車両に乗ってるんだろうか・・・。
そして、ゆっくり電車が止まった。
目の前のドアには4人目のお爺さん。
ドアが開く。
お爺さんが降りてきた。
俺がガン見してるにも関わらず普通に階段を上がっていった。
あれ?他のお爺さんは?と辺りを見渡すが、他のお爺さんらしきは見当たらなかった。
土曜日の朝に起きた不思議な話でした。