高校生2年生の時のこと。
昼寝していたら女性の笑い声が聞こえ目を覚ました。
すると自分の部屋が赤黒くなっていて着物を着た女性が三人頭上にいた。
一人は歳を取った女性。
一人は若い女性。
この二人はずっと笑い続け俺の方を見ながら笑っている。
最後の一人は5歳ぐらいの女の子。
この子だけは、ずっと冷ややかな目で俺を見ていた。
凄く冷たい目、睨まれている様な気もした。
手と顔は動くのだが他は動かず何も出来ない。
手が動かせたので音を鳴らしてみるも全く効果なし。
何をしても無駄で40分ぐらい経って勝手に友達の名前が口から出てそっちに行くように促していた。
意志はなく本当に勝手に口から出ていたんだ。
しかし全く状況が変らず更に数十分経った。
駄目もとで野球部根性で大声出してみたが声帯が抑止されているのか、思ったより出なかった・・・。
それでもなんか正のエネルギーと言うか気みたいなのを信じてたから本気で声を出し続け、何か気を入れまくってたら居なくなり部屋も正常な状態に戻った。
正常な状態に戻ったのはいいが部屋の明かりがついていたのは気になるがな・・・。
まぁ無事に脱却できて一安心したが。
数週間後また現れた。
今度は夜眠っている時だった。
言うまでも無く全く同じ状況。
でも俺は一回経験していたから同じことをすればいいと思い声を出そうとした瞬間消えた。
何をするまでもなく消えた。
まぁ勝手に消えてくれたから俺としてもホッとした。
だが数ヵ月後また現れた。
部屋はいつも通り?に赤黒くなっている。
しかし着物の女性がいない。
笑い声だけが響きどこにも居ない。
今度は声が出せない。
顔の機能?目とか鼻とか口だけは動かせた。
目をキョロキョロさせて着物の女性を探していたら急に部屋がにこうなんていうか、溶けたというかモヤモヤとしていって変な空間に飛ばされた。
辺りは黒紫色やら赤黒色やらが入り混じって歪んでおり緑の丘があってその上に木が一本立っていた。
この緑の丘も周りの空間と同じ様になっていたが緑色であることは認識できた。
ここでも女性の笑い声だけが聞こえる。
本当に不気味。
木を目指して歩こうにも、足が空間と同じ様に歪み前に進めない。
何をしても体全体が歪み木だけが歪まず存在している。
成す統べないまま死の呪文みたいな笑い声だけを聞きながら木を眺めていた。
時間という概念が無いような空間だったから、正確な時間は分からないが、数時間ぐらい経って歪みが徐々に自分の部屋に戻ったんだ。
でも色は同じ赤黒い。
もう何も出来ないから成す術なく赤黒い部屋を見回していた。
この時、女性の笑い声はなく時計の音だけが聞こえていた。
その時計の音が何故か鳴り止んで部屋は普段どおりの部屋に戻った。
オチはないけれどもアレは一体なんだったのか本当に謎。
今は出なくなったけれど、これを誰かに言ったりするとき見られている気がする。
そしてこれ書いている今も何か隣に気配を感じまくる・・・。
ちょっとコンビニ行って気を紛らわせてくる。
同じような体験した方情報を求みます。
そして分かる方いたら教えてください・・・。
一体なんだったのか・・・。