中学生の時の体験。
部活を終えて家に帰ると、丁度両親が弟を連れて外出するところだった。
当時は絶賛反抗期の真っ最中。
両親:「ジャスコまで買い物に行くけど一緒にいく?」
自分:「は?行かねぇし」
みたいな会話をし、押し出すように見送って玄関にカギをかけた。
家には自分一人。
ジャスコに買い物なら早くても1時間は戻らない状況である。
ビビリというか用心深かった俺は、念のため家中の戸締りを確認し、部活の汗を流そうと、準備をして風呂場へ。
しっかりと脱衣所もカギをかけてシャワーを浴びはじめて、10分くらいした時だろうか?
と、その時、突然脱衣所のドアが開き誰かが脱衣所に入ってくる物音がした。
「は?」と思って声を掛けようとするも、そんな暇もなく音の主はすぐに脱衣所から出て行ってしまう。
今のが誰なのか確認しようと、急いで俺も脱衣所に戻る。
・・・と、なぜかバスタオルがない。
お気に入りは洗濯されていたため、わざわざタンスから引っ張り出してきた
赤いチェックのバスタオルがなくなっている・・・。
とっさに「さっきの奴だ!」と思い体ビシャビシャの姿で家中を探し回ると、なぜかバスタオルはダイニングクロスのように食卓に広げられていた。
泥棒だったとも考えられるけど食卓は風呂場を挟んで玄関とは逆方向。
逃げるなら真っ先に玄関だろうし、バスタオルを食卓に綺麗に広げる意味がわからん。
いったいなんだったんだろうか・・・。