子供の頃の記憶で、自分は母におんぶされていた。
そして場所は判らないが、道端に小堀があって、いくつか小さな石橋が並んでいるのが見えた。
そこで母が知らないおばさんと何やら喋っていて「かわいそうに...」「まだお若いのに」と言う。
母の言葉を聞きながら母の首筋越し(おんぶされていたので)にそのおばさんの口元に大きな絆創膏が貼ってあったのを見ながら「あんな所にバンソーコーなんておかしいなぁ」と面白かったのもハッキリ憶えています。
自分としては3歳頃の記憶だと思っていたが、大人になってから母にその事を言うとびっくりされたよ。
確かにそういう(小堀、石橋のある)場所に住んでいた事があるし、私が見たおばさんは近所の人で当時、共通の知人が突然の事故死をされたのでそんな会話を交わしたかも知れない。
だが母がそこに住んでいたのはほんの数ヵ月で、私はまだ歩けもしない。
せいぜい10ヶ月ぐらいで引越したあとは一度も行っていないし、当時の人達ともそれっきりで到底憶えている筈はないそうです。
赤ちゃんだったからおんぶされた視点で見えたのか?と合点がいきましたが、でもどうして風景はともかく言葉も理解して憶えているのか・・・地味に不思議です。