死者に対して哀れみ

正直、怖いんだけど供養のつもりで書きます。

15年ほど前、中学生の時です。
早朝5時くらいになぜか目が覚めて、ベッドの上でゴロゴロしてました。
相当明るかったし、しょうがないからラジオでも聞こうかなぁと、ラジオの方向を見た時、新聞配達のバイクがいつものようにやってきました。

家の前に止まって、降りる配達の人、とはべつに、もう一人??乗っていたようです。
別に気にもとめてなかったんですが、ザクッ、ザクッ、ザクッっと寝ている部屋の窓に近づいてくる。
草むらになっていたので足音がはっきりと近づいてきました、

『なんかやだなー』と思っているとその人が突然、ガラガラガラッと部屋の窓を開けてしまいました。
鍵もしっかりかかっているはずだし、何より、窓の外には泥棒よけの柵が入っていて、開けれるはずもない・・・。

家を空けることが多いのと、用心深い父親がつけたもんで火事の時に逃げられねえじゃんよ!と、常々思っていたほど頑丈な物。

まあとにかくそこを開けられたからて、えっ!と思ってると、気配が部屋の中に入ってきた。
その瞬間、いきなりすごい重い物を体に乗せられたかのようなすごい金縛り。
金縛りが始まった瞬間、息が止まり、痛みと感じるほど。
しかも壊れたテレビに出るノイズみたいな物がバチバチッと走って、画像が乱れました。

余談ですが、私は低血圧気味で金縛りはしょっちゅうなります。
目が覚めたら、体が動かない、という一般的なもので、たまに変な物も見ますが、『あーまたかー』程度で怖くも何ともない。

しかし今回は完全に起きていてゴロゴロしているところを縄で縛られたか、空想の僧侶がやるような、不動金縛りの術みたいのかけられた感じ。
こんな体験は最初で最後でした。

ここでこういう事研究なりしてる人に言いたい。
金縛りは、一種類じゃない。
頭が目覚めていて、体がねているってのは、本当の金縛りじゃない。
そんな軽いものじゃなかった。

話を戻します。

そこで入ってきた人は、うつぶせで全く動けない私の耳元に近づいて耳にフーフーと息を吹きかけ始めました。

もう息だけじゃなくて『ふーーー』としゃべっているかのような、息と言うより声でした。

女性だったかと思う、しかも角度が、壁に体がめり込んだような体制じゃないと無理な角度から。

『ふーふーふー』と続きます。

私は必死で念仏を唱え、怖くて涙が出ました。

しばらくして、配達の兄ちゃんがバイクに乗ってブルルーと走り去ったその瞬間、全ての金縛りは解け、何もかも元通りになりました。
窓も鍵ももちろん閉まっていましたし、何事も無かったかのように。

余談なのですが、その前の日は父親と墓参りに行っていて、そのとき父が幼いうちに亡くなった私の叔父の話をしていました。
私が、それはかわいそうだからお菓子を買っていってあげよう、僕が選ぶから、とたまたま話していたのです。

この出来事を父に話すと、その子がお礼に来たのだけれど、子供だからわからず、いたずらになってしまったのではないか?と、言っていました。

女性だったような気がするので、死者に対して哀れみを感じた私に反応した別の人がついてきてしまったのではないか?と、勝手に解釈しています。

その後線香を上げ、二度と霊を見たことも聞いたこともありません。
音で始まり音で終わった私のたった一度の強烈な霊体験でした。

うつぶせで寝ててよかった・・・。

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