高校1年の頃の話。
少し長くなるけど聞いて欲しいです。
友達Aと友達Bと私は同じ部活に入っていたが、三人ともクラスはバラバラだった。
ある日、HRが終わり隣のクラスのAと部活に一緒行こうと思ったので、廊下で待っていた。
そのうちAのクラスのHRが終わり、Aが出てくるのを待ってたんだが、出てこない。
教室のドアのところに行くと、Aや他の生徒何人かがいた。
私が「部活一緒に行かない?」と聞いたら、Aは「ごめん、今日は居残りなんだー。」と言った。
私は何分までに終わるー?とか、そんな会話をドアのところで立ったまま、Aとしていた。
すると、後ろからトントン、と肩をたたかれ、はっきりとBの声で「ねぇ私ちゃんー!一緒に行こう~」と言われた。
私は後ろを振り返らず「Bちょっと待ってて。」と言って二言三言Aと会話をしたあと、「じゃあA、先に部活行くわ!」と言った。
そしてBと部活に行こうと思い、振り返るとそこには誰もいなかった。
本当に廊下には人ひとりいなかった。
仕方なく私は1人で部活に行った。
文化部だったので、比較的自由でヒマであった。
私はふと休憩がてら携帯をポケットから取り出すと、母さんからの着信が1分おきに10数件ほどあった。
何か急用かと思い、メールで何か用なの?と聞いたら、「何が?」と返って来た。
私が事情を説明したら「電話なんてかけてないよ!」と。
不思議に思い、部活を終えて帰宅した私は母さんの携帯の発信履歴を見た。
だが本当に私に電話をかけた履歴はなかった。
なんか気味が悪いなぁと思い、もう一度私の着信履歴をよく見てみると、ハッとした。
それは放課後Bに話しかけられたのに廊下には誰もいなかった、あの時間に着信が入っていたからだった。
今でもこの体験は不思議だなぁって思う。