ナイフの感覚も覚えている

カテゴリー「不思議体験」

昔から夢を見るのが好きだった。
むしろ寝ることよりも夢を見ることが趣味だと言えるくらい好きだった。

ところで子供の頃の記憶ってどれほどあるものなんかね?
親の昔話とか、友達との写真とかで思い出すこともあるけど、自分はその思い出し方が変だと思う。

自分の記憶なんだから視点は自分の筈なのに外側から眺めてるんだよ。
例えばある日3歳の頃に親戚とショッピングモールに行ったねって話を親からされた。
それで数日前に見た夢を思い出した。

・大きな二階建てで吹き抜け
・人は少なくて多分平日だった
・数人の男女が小さな子供二人を連れて一階を歩いてる
・自分はそれを二階から眺めている
・視点はふわーっと浮いてその人たちの後ろを付いてく
・たまに周りをふわふわ囲むようにしたり
・レジで支払いしてお札を見てたら目が覚めた

他にも幼稚園通い始めた頃の夢じゃ何故か地面から自分を見て、公園で遊んでるところは5mくらい上からじっと見てるとかそんなのばっかだった。

最後にひとつ。
感覚が鈍いのに夢の中でははっきりある。
プールでふやけた指とか、英国っぽい本屋で立ち読みした来月号ジャンプの重さとか。

現実でも出てくることがあって、ふと気付くと首に縄とかナイフがピタっと押し付けられたりしてる。

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