をのこ草紙
約280年前(1730年頃)、八代将軍徳川吉宗が享保の改革を実施していた頃に流布したといわれる幻の予言書。
神道天行居の創立者として有名な友清歓真(1888~1952)の名著『神道古義地之巻』に引用され、いまに伝わる。
友清は昭和5年に、ある人物から次のような雑誌の切り抜きを送られたとして、『をのこ草紙』の一部を紹介している。
『をのこ草紙』によれば、西洋の物質文明や価値観により日本人の心はしだいに失われ、その果てに大地震や大洪水、大火災や台風などの異変が発生し、人口は半分に減って、外国の軍隊が攻めてくる事態も予想されるという。
その時期はなんと1980年から始まっているらしいのだ。
とすると、神のごとき大神(ミロク?)が現れるのは2080年頃となり、その時までわれわれは、狂喜じみた世の中で苦しみ続けなければならないことになる。