七人みさき。
七人一組の死霊の集団で、一定の数で括られた死んだ者の亡霊だという。
いつも七人で連れ立って歩き、これに出会ったものは死んでしまう。
こうして死んだ者は後列に加わり、先頭の者は成仏することができる。
つまり七人の数にはいつまでたっても変わりは無い。
みさきとは、山や海で死んだ死者が成仏できず一定の数で括られた列の中に捕らわれること。
括られた者は、自身の代わりとして、自身の領域に入った生者を引き込み、取り殺し、先頭の列の者は、成仏することができる。
列を成す集団の霊たちをそう呼ぶ。
閉じた世界における間引きや、異邦人を排除するための仕組みとも考えられる。
高知の土佐の伝承が最も有名である
分類
現象民間伝承