災いが降りかかる団地

先週、とある新興団地のふもとの神社に行ってきた。

高校生の頃、その団地に住んでる友人がいたので何回か遊びに行った事はあるんだが、神社にお参りしたのは今回が初めてだった。

『今まで通りすがるばかりでご挨拶に伺えなくてすみません』と、心の中でお祈りすると、本殿の奥から涼し気な心地良い風が吹いてきた。

その団地は、いちおう高級住宅地の部類に入る場所なので、わりとまぁお金持ちの人が多く住んでる場所だった。
だが、高校の時の友人は神社も神楽も大嫌いで、気持ち悪いとか、あんなもの無くしてしまえば良いのに、とか、罰当たりな事を平気で言う人だったので、正直言うと、内心なんとなく不愉快に感じる場面も多かった。

その団地に引っ越してきた新住人たちは地元の寺社に興味がないらしく、友人のように、地元の寺や神社を馬鹿にしたり、気持ち悪がったりする人間が多かったそうだ。
友人の話によると、地域の秋祭りや盆踊りなども、一度も体験した事がないと言う。

そんな神社をついでに少し散歩して帰るかな、と、団地に登る道を歩いて行く。

住宅地に入ると、一瞬、ぎょっとしてしまった。
あまりに昔と雰囲気が変わっていたから。

昔は手入れの行き届いた大きな綺麗な家がたくさんあったのに、今は空き家だらけになってしまっていた。
空き家でなくとも、庭やエントランスが薄汚れ、放置された庭木や雑草だらけになった家がそこかしこに。

ほんの10年ほどの間にものすごい変わり様だ。

景気の低迷でローンを払えなくなってしまい、手放された家も多いのだろうか?
かつての友人宅らしき家もすでに空き家になり、ボロボロの状態になってしまっていた。

歩きながらふと、まるで神社のしめ縄のように、玄関先に頑丈な縄とお札を張っている家がある事に気付いた。

盛大な盛り塩をしている家もある。
風水?なのか、やたらとピカピカした意味不明な置物を玄関先に置いてある家もあった。

この辺りの家は会社経営をしてるようなお金持ちが多いから、風水やおまじないなどを気にする人が多いのかね・・・。
なにか、必死に魔除けでもしているような、そんな雰囲気。

この場所は大昔は森に覆われていて、人の住まない土地だった。
恐らくふもとの神社の神域として、長い間大切にされてきたのだろう。
そんな場所が、バブルの波に乗って新興住宅地として開発された。

新しい住民たちは大金を手にした事に驕り、古くからの地元住民の伝統や思いなど、気にもしない人達だった。

地元の寺社を蔑ろにしても、カルト宗教や占い師にはお金を出してご利益にすがろうとする、そんな人達。
空き家はまだまだこれからも増え続けるのかもしれない。

最後にもうひとつ。
最近は日本全国、あちこちで色んな災害が起きているよね。
中でも、とくに恐ろしいのは地震。

実はその新興団地、すぐ横に活断層が走ってるんだ。

県内の活断層について詳しい調査がなされたのはごく最近の話だし、調査データも、ネットでしか公表されてないみたいだから、ネットをしない人達の中には、その団地の活断層について、もしかしたら知らない人もいるかもしれない。

まぁ、311の地震で液状化現象が起こった地域みたいに、土地について調べていろいろ苦情を言って来られても困るので、たぶん、なにか起こったとしても、行政は知らぬ存ぜぬを通すんだろうね・・・。

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