妙な雰囲気の店

カテゴリー「不思議体験」

最近の話。

寂れた街を通りかかったとき、小さな古い酒屋があったんでちょっと覗いてみたんだ。
ウイスキーが好きで、古いボトルで入手しにくいものとかあったら面白いと思った。

店内は薄暗くて店主はおらず、母屋のほうを覗いたが人の気配なし。
棚の商品はまばら。
丁度西暦が2000年の時の各社がミレニアム記念ボトルとか出してたようで、それがいくつか並んでたが、手書きの10,000円とか書かれた値札がぼろぼろに変色してたりして、「あーあー、埃だらけもったいない丁寧に保管してたら価値あるのに・・・」なんて思いながら、陳列冷蔵庫のほうに視線を移した。

そこは蛍光灯が内側に仕込んであって、中の様子が見える。
そこにはプラモデルの箱がぎっしり詰まってた。

!?戦艦かバイクのやつがいっぱい。
200個はかるくあったと思う。

どういうこと?

なんでここに冷やしてる理由って?

ちょっと意味わからずそっと店を出た。

本当に変な店だった。

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