ふと思い出した昔の話。
MSXって言う、本体とキーボードの一体型のPCを使ってた。
マイコンベーシックとかMSXFANとかの雑誌見て、プログラム組んだりゲームしたりしてた。
そして数年たって、趣味がゲームメインになりコンシューマーに移行して、MSXは使わなくなった。
机も手狭になったんで捨てることにしたが、どうせならと、分解してみることにした。
この手の電化製品の中はゴキの死体だらけって聞いてたから、ある程度覚悟してたが、中身は予想以上だった。
すき間というすき間が綿埃で埋まり、さらにそのすき間にゴキの死体が無数にあった。
ここまでひどいとは思ってなかったんで、ちょっとビビりながらもパーツを外そうと綿埃をどかしてくと・・・ネズミの死体を見つけた。
完全に予想外だったんで、驚いて分解を中断してそのまま捨てた。
当時の話はここで終わるんだけど、今思い返してみると疑問がいくつか浮かぶんよ。
1:ネズミのサイズが大き過ぎる。
これは当時も気づいて疑問に思ってたことなんだけど親指より大きいソレは、どう考えても内部に入れるとは思えなかった。
本体の真ん中上部くらいに、後からすき間に詰め込んだようにミッチリと挟まるように入ってたんだぜ?
状況的に考えて、誰かが意図的に入れたとしか思えないが、心当たりもない。
ついでに、綿埃の具合から考えても分解されたのは、その日が初めてだとしか思えない。
考えられるのは、小さいうちに入り込み、ゴキとか食べて成長した?ってことくらいだけど、そんなことあるのか?
2:ネズミの死体が腐ってなかった。
これは後から思い返して気がついたんだけどウジが湧いたりとかはしてなく、形も綺麗だった。つまり、死んだのは分解した日から見て、結構最近だったんだなってこと。
ていうか、腐ってたら匂いで気がつくわなw
でもそれはそれで変なんよね。
ネズミが最近まで生きてたんなら鳴き声とか動く振動とかするはずなんで、気がつかないはずないんだけどね?
だって、そのMSXおいてた机って、勉強机で本読んだりするのにも使ってて寝るときのベッドも椅子もかねてたんで、机の前に置いてた。
つまり、家にいる特は半径1-2m以内にそのMSXがあった訳だからねw
3:ネコを飼ってた。
当時はネコを飼ってた。
それも野良猫上がりの猛者で、飼いだしてから家の中でネズミを見ることはなかった。
つまり、当時、我が家にはネズミはいなかった。
まあだから逆に考えて、MSXの中に逃げこんで、そこで成長した?ってこともありえるかもしれないけど。
さすがにそれはないと思う。
むしろ思いたいw
それに時間軸がおかしい。
ネコを飼いだした時期とネズミが死んだであろう時期は重ならないから、ネズミがいなくなって数年後に死んだ計算になる。
総合すると、ネコがいるので、ネズミがいるはずのない我が家で、密封されたMSXの中に、四六時中そばにいる俺に気づかれることなく侵入したことになる。
外出はしてたから、俺が家にいない、その間に家族の誰かがMSXを分解して中に仕込んだ。
こう考えるのが一番しっくり来るのが恐いw
でもなぁ、たまにケンカはするけど、家族仲は良いし。
家族の性格的にもそんなことするとは思えないんで、原因は未だに謎。