20年以上も前の話。
母屋一階から離れ二階にテレポートした記憶がある。
ウチの実家、両親と私と弟の住む「離れ二階」(一階は物置)と祖父母の住む「母屋」があるんだけど、私は幼稚園か小学校低学年かそのくらいの年で、季節は夏。
その頃、まだひいお婆ちゃんが生きていて、そのお婆ちゃんと「母屋一階」の茶の間にいた。
確か、おやつは『雪の宿』っていう煎餅だったと思う。
で、そのひいおばあちゃんの前で「私、ワープするね」だったか「ワープできたりして」だったか、茶の間のテーブルの上に両腕置いてうつ伏せた。
で、その一連を廊下から見ている「私」がいたりして・・・。
んで、はっ!!と気付いたら額に違和感を感じる。
顔を上げたら、「離れ二階」の両親が寝室としている部屋の金庫に額当てて、あれ~?と思ったんだけど、とにかく「母屋一階」からいなくなったわけだから、ひいばあちゃんが心配してるだろうと思って、戻ろうと思ったんだけど、靴がない。
そりゃそうだ。
一階茶の間から二階寝室まで移動してるんだから、靴なんてあるはずもない。
仕方ないから、ひいばあちゃんを大声で呼んで、おんぶしてもらって母屋に帰ったんだけど、アレは一体なんだったんだろう。
夢だとしても、金庫に額当てて寝るはずもないし、そもそも離れに移動する為には靴が必要なのにその靴もなかったし・・・。