剥製から視線を感じる

従兄弟の家が豪邸でいたる所に動物の剥製があるんだ。

玄関入って目の前に大きな階段が見えるんだけど、その下にでっかいカメとワニ、でっかいなんかの鳥が置いてあった。

しばらく会いに行ってないし、いつのまにかなくなってたからかもしれないから記憶が曖昧なんだけど、幼い私には本当に怖くて、しかも何か視線みたいなものを感じて近づけなかった。

従兄弟の家に親戚で1年に3、4回集まっていたんだけど、ご飯を食べた後従兄弟の部屋で遊ぶ場合は二階の部屋、トイレが玄関の横、つまりカメやワニの前を絶対に通らないといけなかった。

夜ごはんを食べ、一人は怖いがトイレの上に小さい小窓がついていて大人からは見えてしまうかもというのがあり、恥ずかしく一人で意を決してトイレに向かった。

大きなガラス張り部分のある玄関から外の光が入り込み、剥製たちを照らしていた。

剥製たちと目を合わせないように目的地のトイレだけを見て進んでいた。

トイレの前に着き電気を付けようと手を伸ばそうとした瞬間、後ろから「ゴトッ」という音と、目の端にあった剥製の黒い影が一瞬揺れたのが見えてしまった。

すぐさまトイレの電気をつけトイレに入り扉を閉めようとして前を向いたとき、正面を向いていた剥製達がこっちを向いていた。

扉を閉めて鍵を閉めて母を呼び叫んでいると、トイレの電気が点滅し、窓からなにか覗いていた。

鳥だった。

気づいたら母に肩を揺らされて名前を呼ばれていた。

剥製の位置は動いていなかったが、家に着いたら実家の車から鳥の羽が出てきた。

いつも怖い怖いって思ってるから怒ってたのかな?と解釈して、怖いけど目の端に入れて今日もかわいいねえ綺麗だねえかっこいいねえって思うようにして過ごしてる。

ちなみにいつもご飯を食べているところに2つ鳥の剥製あったんだが、それは全然怖くないし綺麗だなってみたりしてた。

1番怖かったのが、2階の奥の部屋にあるクジャクの剥製。

よくかくれんぼとかもしたんだけど、その部屋にだけは入りたくなかったし、誰も使っていないしで、なんか空気も違う感じが怖くて入れなかった。

玄関の子もクジャクもさみしかったのかなって今は思う・・・。

あと行ったことのないおじちゃんとおばちゃんの部屋が階段上る前にあったんだ。

登ろうと階段に足をかけたときになにか感じて振り向いたらなんか鳥のしっぽ?キジみたいな?のがまっくらな部屋の入り口から出ていて、なんだろうって思って暗闇の奥を見ようとした。

ハッと気づいたときには汗ダラダラかいてて、尻尾もないし目の前の部屋は真っ暗なまんまだったから、怖くて2階に駆け登った記憶。

いまだにちゃんとあの部屋入ったことないな・・・。

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