神様は努力家に微笑む

カテゴリー「不思議体験」

たまたま見つけてこういう書き込みに全く慣れてないからあれなんだが、タイムリーと思って最近あったこと書かせてもらいたい。

前のバイトを辞めてからつい先日まで派遣系をやっていたんだが、派遣系はイベントなんかがないと仕事先の紹介もないほど不規則だから収入が安定しない。
だから固定バイトを探すことにしたんだ

ただ面接が不得意なのと固定で雇われるには会社との条件とが合わなくて連続で落ちまくった。
今までは2つ3つくらいで採用されたり運が良かったから結構ショックだった・・・。
自分はなんてダメ人間なんだとか見る目がないとかバイト面接一つですごいとこまで気分が落ち込んでた。
履歴書も証明写真も残りわずかになって、もっかい写真を撮りにいく金さえ惜しいくらいギリギリのところだった

次のバイトの面接が決まって、でもどうせまたダメなんだろーなーと思いながらそのバイト先へ面接に行く道で小さい神社を見つけた。

かなり小さくて、でも森とかの近くでもない寂れた商店街の脇道にぽつっとある神社で一応鳥居とかお賽銭箱もあるけど住職さんとかがいるかどうかはあやしい。
で、神社の名前は出さないが、どっかで見たことあんな・・・と思ってたら、自分が小さい時によく商店街でお祭りがあったんだけど、それで神輿に祀られてた神様と同じ名前だって気づいた。

今はもうその商店街の祭りはすっかり廃れて無くなって、これがそのときの神様の神社だっていうのは何十年その町で生きてきて初知りだった。

ふとそのときこの神様にお参りしたら、仕事が決まるんじゃないか?という気がした。
実際その神様がどんなご利益があるのか知らなかったし、正しい参拝方法なんかも分からなかったが、ここまできたら神頼みしかない。
ご縁的な意味で5円のお賽銭を箱に入れてボロボロの鈴がついた縄をガラガラ鳴らして手を合わせた。

礼もして、鳥居の下は何となく踏まないようにして神社から出て行った。

そんでそのときのバイトが採用された。

そっからバイト先へ向かうたびにその神社が目に入るから、時々なんとなく手合わせたり気まぐれにお賽銭入れたりするようになった。

神社イコール狐みたいなイメージがあったから油揚げとかいなりさんとかあげた方が礼になるのかもと思ったが、書いたように住職さんがいるのか分からなかったから、腐ったら余計失礼かとそんなことしかしなかった。

そしたらこの間、バイトがかなり遅くなってから帰ってるときに神社の前を通ったら何かを感じた。

よく分からないんだが、もわっとした生温かい空気とか空間とかそんな感じで、でも立ち止まって神社を見てみても見た目には変化なし。
このごろ夜でも暑いから吹いた風のせいかなと思った。

ただなんとなく怖いより薄気味悪い感じで、情けないんだがそっから友達に電話をかけながらその日は家に帰った。

でつい先日、あれ以来あんまり夜は前を通らないようにしてた神社に気が向いてお賽銭を入れて手を合わせてたら、鳥居の外からおばあさんが話しかけてきて、「この神社にはよく来てるのか?」的なことを言われた。

そしたら「あなたはきっと神様に好かれやすいのだと思うんだけど、同じくらいご先祖様にも守られているからこの神社の神様とご先祖様がやきもちを妬いてるわよ」って言ってきた。

一瞬そんなわけあるか!!と思ったんだけど、くしくもこの間熱風みたいなもやもやを感じたのは昔お祭りがあった7月3周目の休日だったから、もしかして神社の神様が祠から出やすい日だったのかとかそんなこじつけを思いついた。

おばあさんが鳥居から中に入ってきてくれないもんだから、戸惑ったんだけど、実はこの神社には恩があるってのを簡潔に話したら「そういうことだったの」と言われて「覚えておきなさい、神様はお賽銭の対価に人の願いを叶えるほど暇でも善でもない。目標を努力して有言実行させようとする人には加護をつけてくれるのよ」云々というような内容を言われた。

一応いろいろ話してくれたおばあさんにお礼した後に神社から出て、バイト着を賽銭箱の横に置いたままだったことに気づいた。
それで振り返ったらおばあさんがいなくなってた。
どんだけ足速いんだよ??というつっこみはそのとき思いつかなかった。

怖いのかわからないけどこれで終わり。

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