防犯カメラで犯人を検証してみた

カテゴリー「不思議体験」

今日の会社のお昼休みに新卒の後輩(男)から聞いたばかりの話。

その後輩がまだ小学生だった頃。
毎朝早朝に、誰かに自宅をピンポンダッシュされるという出来事が、数日続いたらしい。

その後輩の家族の中では、母親が一番朝早くに起きていて、それが6時らしいんだけど、それよりも早い時間帯だから、朝の5時ぐらいじゃないか?って話になったんだって。

そんな朝早くには学生はいないし、家族の人はチラシ配りか新聞配りの人がやっているのかな?って考えてたんだと。

それが2週間ぐらい続いて、犯人に心当たりもなくて不気味だから、父親が警察に相談したらしい。

警察曰く、「証拠などがあれば迷惑防止条例などの名目で動けるが、現状では難しい。映像を記録できるインターホンの設置などは検討できないか。そうすれば抑止力にもなり、防犯には良い」という話になったんだって。

その頃、その後輩の家に設置してあるインターホンはマイク機能しか無かったんだけど、これも良い機会だから、ってことで映像を記録できるインターホンを取り付けたんだって。

取り付け業者に電話で依頼したら、あっさりと翌日にはもう取り付けられていたらしい。

その高性能なインターホンが取り付けられた翌朝、後輩が目を覚まして母親にピンポンダッシュのことについて聞くと、母親は困ったような顔をして「ピンポンダッシュはあったんだけど、それがちょっと変でね・・・」って言うんだって。

話を聞いてみると、母親が朝起きて、記録された映像を再生してみると、その映像には人の姿は映ってなかったらしい。
それで記録された時間を確認してみると、その時間は「4時44分」だったんだって。

この映像は実際に後輩も見たって言ってた。
人は誰も映ってなくて、「ピンポーン」って音だけが鳴ったんだって。

それからピンポンダッシュは止んだらしい。
ちなみに家族の誰にも変な事故とか病気とか起きたことは無いんだと。

すごく真面目な後輩の話だから怖かった。

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