怖くは無いですが最近少し思い出したのでここで晒させてください。
私が5歳の頃の話です。
H市にある、父の親戚の家に泊まりに行きました。
一泊して次の日、私は何故か早起きしてしまい、親戚達もまだ寝ていたので、パジャマのまま家の扉を開けて庭を散歩していました。(今思えば謎な行動です)
庭を散歩して、そのまま家の門をくぐって路地に出た時です。
家の向かい側の生垣の隙間から、ぬらりと茶色と黒のサンショウウオの様な生き物が現れたのです。
明らかに出現した隙間より大きいその体長は道路を塞ぐ程の大きさでした。
少なくとも自分の2倍はある、そのサンショウウオは私をギョロりと見つめると「お前じゃ無い・・・」と呟いて親戚の家の生垣に入っていきました。
私はすぐに親戚の家の庭に戻ってもう一度そのサンショウウオを見ようとしましたが、その姿は何処にもありませんでした。
生垣から入ったなら庭にすぐ出る筈なのに。
その後は、あまり覚えていないのですが、親戚は、朝起きたら庭で寝ていてびっくりした、と言っていたそうです。
ちなみに親戚の家の近くには海はありますが、淡水の川は全くありません。
最近になって某水族館に訪れた時に、生きているオオサンショウウオを初めて見ました。
私は意外と小さいな、と親に言ったら、父が「昔、お前は自分より大きいサンショウウオを見たと言っていた」と言いました。
そして昔を思い出して、ここに投稿しました。
あれはなんだったのか、「お前じゃ無い」という言葉は何を意味していたのか、今ではなにも分かりません。
もし、何かしら心当たりがある人がいらっしゃったら教えてください。
よろしくお願いします。