カテゴリー「不思議体験」

俺には発達障害の幼なじみがいて、そいつの話。

ある日、そいつとオカルト話をしていたら「俺の持論なんだが、発達障害者はもうひとつの世界が見える」と言い出した。
中二病の発現かと思ったんだが珍しく真面目な顔。

そいついわく、世界には表と裏があってそれぞれに住人がいる。
表はもちろん、この世界。
裏の方はハッキリと見えたわけじゃないがいわゆる幽霊か思念の類。

発達障害は感覚が鋭くて鈍い。
矛盾してるが聞こえるはずのない物が聞こえ、見えない物が見える。

逆に、聞こえなければならない音が聞こえずに、見える物が見えない。
「感覚がオーバーフローを起こして混線してる。それは認識してはいけない物を認識してるからだ」
それがそいつの言う「もうひとつの世界」らしい。

話は変わるが、発達障害というのは自律学習が出来ないんだそうだ。
俺も話を聞くまでは半信半疑だったが幼児期は「階段の昇り降りの仕方が分からなかった」そうだ。

思い返してみるが、俺はそんなものをわざわざ教わった覚えはない。
いつの間にか普通に昇り降りしていたはず。

それと同じように幼い頃のそいつは「表と裏を切り離す方法が分からなかった」らしい。
「健常者は無意識に認識しないようになってるが発達は意識的に無意識にしなきゃいけない」

書いてても意味が分からんし、思い出しながら書いてるからおかしいかもしれんけど、確かにそいつはそう言った。

「今は意識的に無意識の領域に持っていってるが、気を抜くと無意識の領域に意識が踏み込む」と。
正直言うと統合失調症なんじゃないかと思ったりした。

けど、統失って先天性じゃないんだろ?昔っからこんな奴だったし発達の診断受けたのも成人後だったし。
とりあえず、不思議な話だったからここに投下しとくわ。

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