あの瞬間、あの駅は別の次元に繋がっていた

カテゴリー「不思議体験」

サッカーW杯見たあとに用事があって自由が丘乗り換えで大井町線に乗ったんだ。
書類を色々持ってったからブリーフケースを持ってた。

用事は大した事はなく、俺は自由が丘で東横線に乗り換え様と駅を降りた。
知ってる人はわかると思うんだけど、自由が丘駅って大井町線は1階で東横線は2階になってるんだよね。

今思うと電車に乗ってる時から違和感があったんだと思う。

第六感ってやつ?
でも俺は必死に気づかないふりをしてた。

だが駅を降りた俺は失敗したと思った。

東横線へのエスカレーターは真ん中辺りなのに俺は電車でGO気分を味わう為に先頭車両に乗ってたからだ。

まぁ特に急いでもないので人混みが落ち着くまでゆっくり移動しながらエスカレーターへ向かう。
この時点で心臓がドキドキしてた。
理由はわからない

エスカレーターに乗った瞬間に電話が鳴った。

マナーモードにしてたのに音が鳴ったからビックリしたのを覚えてる。
携帯はブリーフケースの中だから俺は慌ててブリーフケースを体の前に持って行った。

この時落ち着いてさえいればと今でも後悔してる。

普段からずっとマナーモードで今まで音が出たことがない携帯だったはずだ。
携帯が鳴った事に動揺してた俺はブリーフケースを胸の前に持ちケースを開けた。

俺の記憶はここまで。
次に覚えてるのは闇だった。

真っ暗なブラックホールと見間違える程の闇、そして重力。
俺は死んだんだと思った。

意識が戻って体を動かそうとするまで脳の体感時間は10分ほどあったと思う。
でも実際は1分もない短い時間。

息もできないし何も見えない体が重い。
体を動かすと言うのを思い出したのでとりあえず手を動かす。

もがくように手を動かしてたと思うんだけど、次の瞬間、誰かが俺の手を握ったんだ。

俺はその手を強く掴んで引っ張った。
これが良くないものだとしても後で考えようと思ってたのを覚えてる。
とりあえずこの闇から出るのが先だと・・・。

俺の手を握った手は次第に増えていき、多分4本くらいの手が最終的には俺の手を引っ張ってたと思う。

そして急に光が見えた。
そして重力が消えた。

光に目が慣れるまで俺は待った。
俺の周りには何人かいるらしい。
話し声が聞こえる。

目が慣れてきたけど意識がちゃんとしなくてボーっとしてる時に駅員らしき服装をした人にこう言われた。
ちゃんと聞き取れないけど「あなたはまだ生きますか?」とか、そんな感じの事を言ってたと思う。

このままじゃ死んじゃうのかもしれない・・・と思った俺は手を振りほどいてエスカレーターを駆け上り発車寸前の電車に飛び乗った。

そして開いてた席に座った瞬間にまた意識を失った。
意識が戻ると俺は渋谷駅にいた。

渋谷駅のホームにボーっと突っ立ってたんだ。

自由が丘はセレブの街とか言われてるけど、多分どこかと繋がってるんだと思って恐怖した。

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