3歳のころ初めて自分の布団を与えてもらえるって喜んだ記憶がある。
そいで両親の横で寝て朝目を開けたら布団の横を指が歩いてた。
それはどの指かはわからない。
歩いてたって言っても、その指に手足が生えてたわけでもない。
けど歩いてるようにみえた。
そいで私は何を思ったか無の状態でその指を捕まえようとした。
指は私の手を寸前でかわしながら逃げゴミ袋に入った。
ひっくり返して探すもいない。
探してると、そのドタバタガサガサで母が起きた。
説明しても「わかったわかった」で済まされ、それよりもゴミを散らかしたことをすごく叱られた。
それからというもの一度もその指を見ていない。
今でもたまにあの指となんで私が無だったのか気になる。