第六感とも、奇妙な偶然の一致とも取れる、個人的にショックだった話。
数か月前のこと。
仕事帰り、30代前半くらいの男性に「これから遊びに行こうよ♪」と声をかけられました。
地元はそこそこの田舎。
こんなところでナンパする人っているんだ!という驚きと、妙な人に絡まれた!という焦りで、「け、結構です!」と相手の顔を見て断った瞬間、ぞわっとした嫌な気分に襲われました。
男性の口調は明るくて楽しげなのに、目がまったく笑っていない。
さらに怖かったのが、初対面の相手のはずが、妙な既視感があったことでした。
ほんの一瞬、「この人とどこかで会ったことが?」と思ったのですが、ナンパするような知人はいないし、そもそも知り合いならむこうも私のことに気づくはず。
妙なしこりを胸に、私は家まで逃げ帰りました。
それからしばらくたったある日のこと。
PC内の整理をしていると、だいぶ前に何度か参加して「どうも合わない」とやめてしまった社会人サークルの名簿が出てきました。
サークルリーダーは難関大の出身で士業をしており、年は40代。
顔もなんとなく覚えている。
なのになぜか、ナンパしてきた例の男性の顔がいきなり胸に蘇ったんです。
完全に別人なのに、どうしてだろう?
そう思いつつ、軽い気持ちで名前を検索窓に打ち込んでみると・・・・・・。
リーダー、逮捕されていました。
それも、街でナンパした女の子に乱暴した罪で。(余罪も何件かあり、士業の資格もはく奪されていました)
・・・・・・え?どういうこと?
頭の中は真っ白です。
くわしく調べてみると、リーダーが捕まったのは私がナンパされる少し前。
彼が起こした事件と私のナンパの件、両者にはなんの関係もありません。
ただ、敢えて言うなら「危険な人たち」が発する匂いを、ニブいなりに無意識に察していたのかな・・・・・・と。
個人的に、少し不思議でとてもショックな体験でした。