病院と家族の縁

病院にまつわる不思議な話を2つ程・・・。

【病院と家族の不思議な縁】
もう十数年前になる話。
うちの兄が道に飛び出してきた犬を避けようとして交通事故に遭って、救急車で現場近くの病院に運ばれそのまま入院。
新婚さんだった当時、頑張り過ぎてただでさえ腎臓の病気したり無理して病気がちになってたのに、
ここで彼は心ぽっきり折れて義理の姉の面会すら断ってた。

ある夜ふけ、兄が病院の洗い場で一人洗濯してたら、女の人の声で「きばらんといかんよ(頑張らなきゃいけないよ)」って囁かれたんだって。
男性専用の洗い場だったし、看護士さんもまわりにいなくて一人でいたのに、なんで・・・と恐くなって逃げるように病室に戻った兄。
その夜、その数十年前に亡くなった祖母が夢に出てきて、「○○ちゃん、きばってね。きばらんといかんよ」と、洗い場で聞いたあの声で慰めてくれたそう。

それから治療が終わって無事退院した後、兄の持病はどれも嘘のようによくなって、二度と寝込んだり通院することがなくなった。
後で聞いたら、その病院、祖母が生前通ってたかかりつけの病院だったらしい。
そしてさらに不思議なことに、私の旦那さんのご両親が私が旦那と結婚する1年前に、なぜか車で20分ほどかかるその病院をかかりつけに変えたと最近判った。

小さな町に一軒しかない病院の出来事なら判るんだけど、私たちの住んでる街は人口約75万の大きな政令指定都市で、病院なんて星の数ほどたくさん点在する。
なのにたった一軒の病院を軸に幾つもの縁が結ばれるなんて、それが未だに不思議です。

【病室の落ちる窓】
3年ほど前、関東のとある古い大学病院に入院したときのこと。
換気のために病室の窓を開けていると、看護助手(?)のおばちゃんが「ごめんね~ここ、閉めさせてね」とバタバタ閉めていく。
暑いよ~と不満を言うと、落ちる人がいるから・・・みたいなことを言う。

「朝、病院に来るとね、この窓の外に患者さんが立っているのよ。で、下から見上げた私たちと目が合うと、ニッコリ笑ってから飛び降りるの。そんなことが何回かあってね」と・・・同室の人たちは思わず顔を見合わせて沈黙。

何でそんな話をここでする?と、こっちの顔に書いてあったのか、おばちゃん「ああ、余計な話をごめんね~」と、そそくさと出て行ってしまった。

その後、手術を受けて別の病棟に移動になったんだけど、ある日の夜中に人の声で目が覚めた。
何だろうと耳を澄ませると、一番窓際のおばあちゃんがベッドに起き上がってお経を唱えてるのがわかった。
しばらくブツブツと念じて、やがて静かになったんだけど、翌朝は何もなかったかのようにいつも通りの様子。

ちなみに、飛び降りの話を聞いた病棟とは、中庭を挟んで対面の病室。
単に習慣だったといえばそれまでだけど、一回寝てからわざわざ起きて念仏唱えるかなあ、と不思議で不気味だった。

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