俺、溺死決定・・・

カテゴリー「不思議体験」

不思議系でいくつかご紹介・・・。

【俺はいつか水死する?】
小学校3年生の頃の話な。

幼稚園の時からスイミングスクールに通ってたんよ。
その事件が起きるまでには50mは泳げるようになってた。

いつものように10人くらいでクロール25mを何本か泳ぐ練習をしてた。
俺の番がきて飛び込んで泳いでると、急に右足を誰かが引っ張るんよ。

最初友達がふざけて引っ張ってるのかと思ったんだけど、コーチが監視してるし、そんな馬鹿いねーだろと思って水中を見ても誰もいないの。

すると、だんだん引っ張る力が強くなってくるんだ・・・。
ふざけんな!と思ってどんなにもがいても体がどんどん沈んでいくんだよ。
しかも溺れてるのに誰も助けにこない・・・。
息も続かなくなって、もう俺死んじゃうんだと思って諦めた瞬間、パッと手を離されたんだ。

急いで水面から上がって、誰の仕業なのか確認しようとしても後ろにも前にも横にも誰もいねーの。

コーチにそのことを話しても監視はしてたけど、溺れてる奴はいなかったの一点張り。
かーちゃんに話して抗議してもらおうとそのことをチクったら、青ざめた顔して右足を見てんの。そしたら・・・手の形をした真黒なアザが右足にくっきりと残ってた。
そのアザは1年くらいかけて徐々に消えていった。

それ以来何度も水に纏わることで死にかけてるんだけど、なんとかならないかな?

【人物像の不思議】
屋根裏に祖父と父の書庫がある。
いつも暗くカビ臭い・・・。
8、9歳の時だったか、母から逃げてここに隠れた。
小窓から差し込む光から隠れて身を伏せた。

本棚の一番下の段の厚みのある本と本の間に一ケ所だけすき間がある。
気になって覗き込むと、薄暗い中ほっそりしたちいさな銅色?の人物像が置かれている。
今思えばアフリカ風の仮面のような顔。
笑っているように見えた。
子供だったのでその像が怖く、屋根裏から逃げた。

数日後?だったと思う。
ある日帰ると自分の部屋の出窓にその像が置かれていた。
母に抗議したが知らないと言う。
母に渡し、母は飾り棚にそれをしまった。

そのまた2、3日後。
勉強机から消しゴムか何かを落として座ったまま机の下を覗き込んだ。
すると、あのアフリカの像が足下に立っていた。

その時の総毛立つ感じは忘れられない。

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