お金を取っていない霊能者さんから『気の入った塩』をもらったことがあった。
そんなある日、ぎっくり腰になってしまった。
しかし、どうしても動かなくてはならない事情があり、すっかり忘れていた塩を藁にすがる思いで一つまみとって、食べ物に使ってもいいとの事だったので、インスタントラーメンに入れてすすった。
5分くらいした頃、突然体の中で太陽があがるような感覚があって、体中が冴え渡る感じがした。
目が覚める時の何倍も意識がはっきりと覚醒する感じ。
言葉では表現が難しいけど、体の中であがった太陽がもっともっと輝きを増して爆発しそうな白さで隅々まで照らすような、今まで感じた事のないクリアな感覚だった。
たぶん一分くらいの出来事。
それが終わって太陽も消え去り驚きのうちに、まさか?と動いてみたらすっかり治っていた。
身をもって不思議を体感したので、今ではどんな胡散臭い奇跡もあるかもなーと信じてしまいそうな危うい感じw
過去の聖者の奇跡も、そりゃーあるだろと思っている。
もらったお塩は高野山のお寺で販売されている清め塩で、開封されていない物だった。
霊能者さんは弘法大師を信仰されてて、高野山のお寺で大勢の参拝客に混じって手を合わせてたら、お坊さんが近づいてきて、「あなた様はこちらではありませんどうぞ」と、ご本尊の所へ直接通されたらしい。
そこでお話をしていてふと内容に驚いて、「私が貴方(お坊さん)より偉いという事ですか」とききかえすと、「はい。今現在この高野山にいるどなたよりも偉く尊い方です」と答えられて驚いていたという。
小さくて目立たない謙虚なおばあさんで、私には言葉に気をつけなさい、心を清めなさいと言ってたよ。
塩はあれから何度使ってもただの塩。