キャンプの隣の客が・・・

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

先月、女仲間4人で長野でコテージを借りてキャンプに行った。
4月に大学を卒業して環境が変わったせいで4人ともほぼ同時期に彼氏と別れていたため、傷心旅行も兼ねて、「出会いなんかもあっちゃったりして?」とか、くだらないことを話しながら車で長野へ。

コテージは清潔で、どちらかというとレンタル別荘という感じで気分よく3泊4日を過ごすことができそうだった。
ただ出会いに関しては周りのコテージは家族連ればかりで、高校生くらいの男の子の恋愛相談にのってみたりしたくらい。

「こんなもんだよね・・・」、と笑いながら毎日、虫に驚いたり釣りをしてみたり(釣れない)バーベキューしたりとメチャメチャ楽しかった。

ただ三日目に隣のコテージの客が入れ替わってだっさいヤン車みたいなアクセサリーがついてる軽が止まっていた。

夕方、4人で玄関前のリクライニングチェアとか小さなブランコが置いてあるちょっといい雰囲気のスペースでダラダラと「明日で終わりだね」「楽しかった~、たまには女だけでこういうことしないと」とかしゃべっていたら隣から男たちが4人出てきた。

いわゆる秋葉系ともちょっと違う、どちらかというとヒキコモリ系?で車とはまた違うダサさがあった。
ゲームキャラみたいに髪をファサ、って感じでかきあげる仕草する割にはキモイ顔してるし、みんなジーパンと中学生みたいな靴なわりに歳いってる感じで、しゃべり方がキモイ。

私達は「うわ、なにあれ!」ってちょっとみんなひいた。

そしたら向こうの二人、髪かきあげるヤツと夏なのに長袖の小汚いスウェット着てるデブがわざと聞こえるように「声かけちゃおうか?」「歳ちかくない?」「タバコの吸い方が決まってるよね」(スモーカーは私だけ)とか言いながらこっちを見てる。

うわー、っと思ってシャクだけど中入ろうか?って空気になったときに話し掛けられた。

「いつからきてんの?」

「東京から?」

「ご飯いっしょに食べようよ」

上ずった高い声で聞いてきたけど「ううん、いいよ、ゆっくりしに来てるんだ」とかテキトーに濁してその場は中へ逃げた。

夜、みんなで軽くビールを飲んで今気になる男の子の話で盛り上がっていたら玄関のドアがノックされたて、さっきの上ずったデブの声で「いっしょに飲まない?まだおきてるんでしょ?」と。

怖くなって一言もしゃべれずにシカトしてたら「フレンズのDVDあるんだけどいっしょにみない?」って。
こんなとこ来て連ドラ観てどうすんだコラ、1シリーズ何時間あると思ってやがる、しかもどうせあのヤン車のナビで見るんだろ?冗談じゃないよ、とシカトを続けていたら「シカトかよ!ああ、これぜってーシカトだな」とか大声で悪口言い出して「このマ○コ!どうせ男漁りに来たんだろうが!」「たまってんだろー!」とか二人が交互に言い出してちょっと楽しくなった。

「てめーら見てろよ!」と捨て台詞を残して帰っていく足音が聞こえて音が遠くなったとき、みんな一斉に笑った。

「童貞キモ!」「童貞でびびってこの時間まで声かけられなかったんでしょ、どうせ」とか言って笑っていたら「ガン!ガン!」って壁を蹴飛ばすような音が聞こえて一瞬青ざめたけど、それっきりだったので気にせず朝方まではしゃぎ続けた。

翌日は昼過ぎに起きて最後の散歩をしようと外に出たら玄関のドアに弓矢(ボウガン?)が二発ささっていた。

これも怖かったが、友達のひとりが帰り際に「死ね!」と言ってヤン車のウィンドウに車から石投げてヒビ入れてたのがもっと怖かった。

心霊とかではないけど、こういう話でもいいよね?

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