カラスが肉片を・・・

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

我が家の隣の無人踏切・・・リアルで(隠れた)飛び込み自殺の名所・・・。

丁度、件の踏切は、農道なので深夜は暗くて人通りが絶える無人無踏切なので、夜中に立っていても怪しまれない。
完全な田舎っつう訳でもなく、隣に一件だけ家(我が家)があるので、飛び込んでも見つけて貰えるだろう、って感じなのかどうかが判らんが、飛び込みやすい雰囲気らしく、1~2年に一回ぐらいは必ず飛び込みがあるぜよ。

正直、あまり気持ちのいいものではないけど、飛び込みがあった時の電車の音とか、警察の実況見分の風景や、飛び込みの後、大方の身体を回収して列車が運行再開した後でも、係り員(?)がバケツと火ばさみ片手に、列車と列車の合間に線路に食い込んだ肉片を摘まんでいたり、それも終わった後にカラスが押し寄せてきて、なにやら筋っぽいものをくわえて、御馳走祭りをしている絵も慣れた。

最悪だったのが、真夜中に眠っていたら、列車の警笛と急ブレーキの音とほぼ同時に、枕もとの窓ガラスに「ドン!!」っていう衝撃。

飛び込んだ奴の首がどういう訳がぶっ飛んできて、窓ガラスに激突。
幸い、ブツを見る前に頭部は回収してもらったから、まだマシだけど、翌朝、窓ガラスには、血と訳のわからないドロっとしたものがこびり付いていて、マジで泣きながらホースで掃除したよ。

飛び込みだけはやめてくれ!

飛び込み名所のこの踏切だけど、もう少しこぼれ話をすると、この路線は数十年前からあって、当時から飛び込む奴が後を絶たなかったらしい。
というか、20年くらいに踏切周りに照明がついてから。
まだ、これでも飛び込む奴が少なくなった方とか・・・。

親父が子供のころだけど、この踏切の東側は河原で陸橋になっていて、時々、若者グループが陸橋下でBBQパーティーをやっていたとか。
で、そういうグループがワイワイやっていると、BBQの焼き網の上に、陸橋から何やら肉の破片が・・・。

例によって飛び込んだ奴がいて、たまたま陸橋の上で粉砕。
内臓の一部が、橋げたの間を擦りぬけて下に落ちてきた。
文字通り『人間ホルモン』ってわけ。

もう阿鼻叫喚。

当時は携帯なんてシャレたもんもなくて、パニクった連中が一番近い我が家に逃げ込んできて、運悪く肉片が襟首から中に入ってしまった青年の一人は、恥も外聞もなく泣き叫んでいたので、親父の親父(祖父)が、服を脱がせて水をかけて洗ってやったとか。

まぁ、何十年も前の話で、親父が大袈裟に話しを広げているかも知れないけど、BBQパーティの途中で、肉片が降ってきたのは事実らしい。

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