教会は魂を救うところ

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

以前BSで深夜やっていた短編映画。

酒場で飲んでいて泥酔した男(主人公)が、裏口から石畳の暗い路地へ出た。
明かりは月明かりだけで上機嫌な主人公はタバコを吸おうとする。

そこへ物取りの男が主人公に絡むが、親切そうな男が追っ払ってくれる。
親切な男は「大丈夫か?」などと声をかけ、取られたものはないか、主人公の持ち物を探り始める。

しかし、この親切そうに近づいてきた男も物取りで、主人公から財布や腕時計などを奪い、挙句の果てには「親切なやつなんかいない」などの捨て台詞を吐き、ナイフで主人公の腹を刺した。

その場に倒れ込む主人公・・・。
何とか上半身を起こし、壁(?)にもたれかかる。

泥酔していた主人公は助けを呼ぶことも出来ずにいると、酒場の裏口からごみ捨てのおじさんが出てきた。
おじさんは主人公を見るも、ただの酔っ払いだと思い、店の中に帰る。
次に、路地の向こうのほうから、一人の若く美しい女が叫びながらやってくる。
主人公のところまで来ると、その女は、取り乱しながら訴える。

女:「黒人とヤッて中出しされた。そんなことはどうでもいいが、その黒人はHIVのキャリヤーで、『感染してるか楽しみだ』と言われた」

そう告白した後、主人公が刺されていることに気付くが、放置して去ってしまう。

もう一人くらい主人公と絡んだ人がいた気がするが、最後の登場人物。

主人公が倒れている(いつ倒れたかは失念)目の前のドアが開き、神父が出てくる。
そのドアは教会で、少し太った神父は主人公を見て、刺されていることを確認する。

・・・が、一言。

神父:「教会は魂を救うところで、人を救うところではない」

そのまま主人公は地面を見ながら意識を失っていく。

・・・という映画。
主人公は一言もしゃべりませんでした。

とても印象に残っていて、いろいろ考えさせられました。
誰かタイトルとか知ってたら教えてください。
もう一回見たい。

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