お前は誰やねん

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

不気味な実話です。

もう2ヶ月前くらいになるが、自宅にて酒もまわり、気持ちよく眠りに入ろうしていた時、仕事用の携帯電話の着信音で飛び起きた。

時刻は11時45分、画面には見知らぬ市外局番の電話番号が表示されていたが、躊躇なく会話を始めた。

俺:「はい、もしもし~」

電話の相手:「・・・」

俺:「もしもし、どちら様ですか~?」

電話の相手:「・・・」

話し掛けるが、終始無言のまましばし、そして通話が途絶えた。
相手の受話器越しに、蛙か虫の鳴く音色?と微かな鼻息の音が耳に残った。

恐えぇ・・・((((;゜Д゜)))

だが・・・「まぁ~単なる間違い電話だろ」と充電器に携帯電話を差し込み、再度寝ようとした時に着信音・・・同じ電話番号。

俺:「もしもし~」

電話の相手:「・・・」

さっきより鼻息が荒い。

俺:「もしもし~どちら様ですか?」

電話の相手:「・・・○○○です・・・」

女性の声で名乗ったが、心当たりもない。

俺:「あの~間違い電話じゃないですか~」

電話の相手:「・・・」

相変わらずザワワとした外野の音と荒い鼻息が耳につく。
何度かの問い掛けにも終始無言、そのうちに通話は切れた。
電話番号を調べると、山陰地方のとある市からであった。

確かに仕事では行く事もまれにあるが・・・お前は誰やねん、恐いからもう電話してくんな!

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