スピーチセラピスト

話自体よりもそうなった時は・・・っていうタイプの後味の悪さだけど、20年間昏睡状態と思われていた男性が、実はずっと意識があったという誤診事件がありました。

事故により救急搬送された男性、脳に重篤な損傷をおい、そのまま植物状態に。
しかし、事故から20年後、息子には意識があるんじゃないか?と母親は考え、脳の専門家に診てもらうと、男性は全身まひで全く動けないものの、20年間ずっと意識があった事が分かりました。

彼は最初の一カ月で諦め、ひたすら夢をみることだけを考えていたそうです。
20年間ずっと放置プレー地獄です。
奇跡の物語として紹介されていますが、彼を診た脳専門医によると、こうした事例は世界中で起きている可能性があるとの事。
もしも、自分が事故に遭って・・・と考えるとちょっと怖い。

その事件はむしろ『その後』のほうが後味が悪い

その男性は『奇跡の人』として世界中で話題になった。
体に麻痺は残るものの自由に体を動かせる部分もあり、わずかながら動く右手の人差し指でキーボードを押して、自分の過去の23年間の苦痛を訴えた。
但し、麻痺が酷いため「スピーチセラピスト」の手を借りての応答となった。

そしてある日、突然、その検証を行っていた医師が、「テストの結果男性の文章は男性自身のものではなく、スピーチセラピストが書いたものである可能性が高い」と言い出した。

検証するためのさらに厳密なテストを行いたいと男性に告げるたところ、男性は拒否した。
医師は、家族の同意を得て新たなスピーチセラピストを彼につけた。
すると、男性は意見を翻し、あっさりテストに同意した。

ところが、このテストの結果はすべて良い結果を出せなかった。
非常に単純なテストで、セラピストを部屋から出し、男性に『ある物』を見せる。
セラピストを部屋に戻し、彼が何をみたのか聞くように伝える。
その『ある物』が男性はわからなかったのだ。

現在もこれについては様々な推測がなされている。
果たして彼は本当に23年間意識があったのか?
それともスピーチセラピストによってつくられた嘘の事件なのか?
答えは未だに出ていない。

ちなみに問題化したのはファシリテーテッド・コミュニケーションというヤツで、介護者が意思疎通の手伝いをすることは多々あるんだけど、その場合、その『意思』が果たして障害者本人のものなのか?はたまた、その手伝いをしている人間のものなのか?という問題が常に付きまとっている。

日本では奇跡の詩人と呼ばれた日木流奈という少年が、母親を介してすばらしい詩を発表していた。
それをNHKが取材をして放送したところ、少年が寝ているのに母親が少年の手をもちキーボードがわりの紙を指差すようにして、「うちの子がこんなことを言ってます」というシーン等におかしいだろ!?という指摘が起きた、というのが有名。

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