アパートの一階に引っ越して何日かめの夜、雨戸側を向いて寝てた時の話。
雨戸の外で声がざわざわ聞こえて、『あー変なヤツらがたむろしてんなぁ・・・』とか思いながらうつらうつらしてたわけだ。
アパートから大学が近かったし飲み会だったのかなとか。
シルエットしか分かんなかったんだけど、カーテンの隙間からは丁度背中向けてんこ座りしてる奴が見えてた。
んで夢うつつの中、ふと雨戸に鍵してたっけ?って気になって見たら開きっ放し。
ヤバいやつがたむろってるから、気配を殺しながらばれない内に閉めようと思ってた。
その一番近い奴の方を隙間からちょっと見てみた。
どうやらそいつずっと俺の顔見下ろしてたらしい。
体こっち向けてたんだよな。
目があって・・・。
うわぁ!!!!と思って跳ね起きて、カーテン勢いよく開けたらダッシュで走り去ってった。
他に誰もいやしなかったから、あいつ一人で喋ってたってことだよな?