修学旅行で実際に起きた事故

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

高校の頃の話。
隣の高校で修学旅行中に事故が起こった。

隣校の350人位+引率の団体一行は東京だか大阪で並んで建っているホテルAとホテルBに分かれて宿泊していた。

隣の家と3m以上間を空けて建設しなきゃならない決まり(積雪の為)のあるところから東京だか、大阪だかに行ったわけなんだが、降雪の考慮が不要な都会ではとにかく土地目一杯が建物。
ほとんど間隔なんて無い場合もザラだ。

夜の自由時間。
ある生徒が部屋の窓を開けて1m程先の窓の向こうに友人の姿を見付けた。
相手も気付き窓を開ける。
その内調子に乗って窓から窓へ跳び移って遊び始めた。

しばらく騒いでいると一方の部屋に教師がやってきた。
教師に見付かるまいと急いで窓を閉める生徒。

しかし、向かいのホテルの生徒は窓が閉じているのに気付いていない。
窓枠から跳んだ生徒はガラスに阻まれ落下、死亡した。

翌朝は緊急朝礼。
生徒逹は残り日程全てをホテルの自室での謹慎に費やし、最終日に予定通りの切符で帰郷した。

自分が修学旅行に行く直前の学年集会でも取り上げられ、「お前等はバカなことすんなよ」と念を押される原因にもなった実話です。

心霊現象とかじゃないけど、跳び移れなかった生徒の絶望を想像すると自分的に結構怖い話。

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