まだ死体の方がまし

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

三年前、結構大きめの川の河口のテトラに連れ二人と釣りに行った。

何回か行ったことのある場所で、海側に5,6㌔(当時)の堤防に波止めとしてテトラが積んであり、大雨の後なんかは濁りが入って良いポイントになり、かんりの釣り人がいた。

いつものようにテトラの間を渡り釣り座を探して、適当な場所で釣りを開始。

だけど、なんか、気味が悪い・・・。
今まで感じたことがない感覚・・・。
気持ち悪さがあり集中できない・・・。

視線を感じたって言うか、ふと、左側のテトラに目をやった。

!!!赤んぼうだ!!?

つうか、まじで足を滑らして海に落ちそうになったよ!
その位ビックリこいた。

死体発見しちゃったよ!
・・・とビビりながら近くにより、もう一度見た。

「うおわああ!!!」

もう一度ビックリさせられた。
背中に悪寒が走った

まだ死体の方がましだろと思う位気持ちの悪い・・・。
それでいてかなりリアルに精巧に造られた人形だった。

タオルに包まれて顔の部分と上半身しか見えないが、赤っぽい服を着ている。
顔の部分、手、足、ゴムなのかプラなのか材質は分からないけど、本当にリアル。
書いてあると思われる顔の部分も立体感があり、笑っている。
そして、何より気持ち悪いのがこの人形全身に無数のクギが刺さっていた。

これ絶対まともな物じゃない!!

そう思いながらもチキンなので大声で仲間を呼んだ。

二人とも尋常じゃない俺の声を聞いて、すぐに来てくれた。

二人、呆然、「何だ、これ!!?」

多分、川の上流から流れて来て、テトラにひっかかっていたんだろうと思ったが、それにしても、三人共通の思いが「気持ち悪すぎる・・」だった。

誰が作ったのか、何の為なのか、海に流れて来たのは偶然なのか、考えるだけで吐き気がするような代物でした。

その堤防は現在は立ち入り禁止になっています。
なんかの風習なのでしょうか。

知っている方教えて下さい。

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