家に帰ると真っ赤だった

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

小学生の頃は鍵っ子だった。
親と妹の帰りがいつも遅くてほとんど家ではぼっちだった。

友達もいなかったし、学校が終わると真っ先に家に帰ることにしてた。
いつものように家の鍵を開けたらマジでビビった。

家の中が血塗れ・・・。

玄関の先のフローリングが真っ赤。
半ばパニックのまま近くの家に駆け込んで、親に連絡してもらって警察呼んだ。

すぐに犯人は捕まった。
警察によると犯人は窓ガラスを庭にあったスコップで叩き割って傷を負った。
で、そのまま血が出てる状態で家の中をうろうろ。
ご丁寧に各部屋を回って、俺のPS2とか妹の教科書とか、そういうのにも血が余すところなくついてたっつーか塗られてた。

結局家の中のものは何も取られてなかったけど逆に気持ち悪かった。

警察は犯人は訴えられないみたいなことを言ってた。
わかると思うが精神的にヤバイ人だったから。

犯行動機は『俺の家から電波が出ててそれが自分を操ったから』、と・・・。

掃除は親戚一同でしたけどやっぱ気持ち悪くてその家を貸してアパートに移った。
今でも血が怖い。

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