事件は真下の部屋だったらしい

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

いつものようにマンションに帰ったらパトカー止まってて、おまわりさんうろうろしてる。
住んでいたマンションは廊下が中にあり外からはベランダしか見えない作り。
なので中で何が起こっているのか外からは全く見えない。

家には帰りたいし、仕方なく階段上がっていったら(住んでいたのは4階)途中で警察官に呼び止められた。

警官:「ここの住人の人?何階?ああ4階ね。どうぞ」

にこやかにいわれ、警察官や鑑識らしき格好の人が行きかう中移動。
3階に差し掛かったとき、ドラマでよく見る鑑識が地面に番号つけて置く黒い札?が見えた。

階段から3階の廊下にそこかしこと置いてある。
初めて現場っていうの?を見てびっくりするやらなんやら。

自分:「何かあったんですか?」

おまわりさんに聞いても、「まあまあ・・・」って何にも教えてくれない。

その後、大家さんからのお知らせなどもなく、なんだったんだろうな・・・って思ったまま、いつしかすっかり忘れていた。

就職を機に引っ越すことになり、同じマンションの最上階に住む大家さんに挨拶に行ったとき、すごく言い難そうに言われた。

「そういえば、あなたのことについてしょっちゅう聞きに来る男性がいたのよ。○日の夜いたはずなのに急にいなくなっているが何かあったのかとか・・・」って。
容姿などを聞いても心当たりはないし、ゾッとした。

○日の夜は、泊まりに来ていた友人が腹痛を起こし救急車を呼んで病院に行った日だった。

友人は盲腸でそのまま入院になり、ご両親を呼んだりと大変な夜だった。
引っ越してから思い出したのは、警察が来ていた時のこと。

そういえば、何かの被害にあった部屋は階は違ったけど真下の部屋。
考えすぎかもしれないけど、狙われてたのかな???

恐らく、ストーカーに遭っていたのだろうけど、全く気がついていなかった自分って・・・。

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