戦争時の胸糞悪い話

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

今朝のNHKニュースの内容が極悪・・・。

今日は沖縄戦から70年という節目の「慰霊の日」を特集していた。
さまざまなトピックスの中に喜屋武さん(76歳)の経験談があった。

沖縄戦は、島の形が変わったといわれるほどに熾烈を極め、沖縄県民はアメリカ軍の攻撃に逃げ惑うことしかできなかった。

お母さんと兄弟4人の喜屋武さん一家も同様にあちこち逃げ回るうち、運よく壕を見つけた。
しかし、すでに日本軍人が数人いて、銃剣を突き付けながら「泣く子は入れられない」と脅した。

喜屋武さんのお母さんは「上の二人は泣かないから入れてくれ」といい、喜屋武さんと喜屋武さんのお兄さんを壕に入れてもらい、3歳と9カ月の二人を連れ出した。

近くに置き去りにして戻ってきたが、3歳の子が「お母さん!お母さん!」と泣きながら追いかけてくる。

すると今度は、幼い子の足では追い付けないほど遠くに連れていき、お母さんだけが壕に戻ってきて、入口を内側から石でふさいでしまった。

置き去りにされた子は、それ以来、行方不明のまま・・・。

話は喜屋武さんが遺骨だけでも見つけてあげたいと思い、DNA検査を推進しているNPO法人に登録してうんぬん、という話につながっていたが、経験談が過酷すぎて、後半の話なんて全く耳に入ってこなかった。

喜屋武さんのお母さんの行動に賛否はあるのはわかるが、そんな賛否は今の平和な日本で生きている人が言うべきことじゃないと思う。

銃剣を突き付けられながら瞬時にこんな判断しなければならないなんて、ひどいにも程があるだろうに・・・。

家族で朝ご飯を食べつつ見ていた母と私は二人で泣いてしまうし、私は思い出すだけで涙が止まらなくなってしまう・・・。

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