犯罪者本人だけでは済まない話

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

友達の職場に、県内の人間なら誰でも知ってる事件の犯人の父親がいて、その犯人の家族の話を聞いたのが修羅場と言うか衝撃だった。

詳しくはぼかすけど、犯人本人は放火のつもりじゃなくて軽い嫌がらせで火の着いたタバコを捨てたら電気系統がショート?して店がまるごと焼けて何人か亡くなった事件。

犯人はすぐ捕まったんだけど、ケガをした人、亡くなった方の遺族への慰謝料だけじゃなく、店舗の賠償、売上の保証×建て直しの期間分、従業員の給料の保証×店舗建て直しの期間分で十数億の請求?があったらしい。

人命だけ賠償するんじゃないんだって改めてゾッとした。

犯人の父親は県内の人間なら誰でも知ってる企業に何十年も務めてて、あと10年もしないうちに定年退職だった。

家土地資産全部手放して、小さなアパートに引っ越し、退職して億近いであろう退職金もらって、学生だった犯人の兄弟は退学後行方不明、既婚だった兄弟は離婚して自殺。

父親は専業主婦だった妻にパートに出てもらって、一人分稼げるか確認してから自殺しちゃったんだって。

それでも慰謝料全額にはならなくて、奥さんも自殺してその連絡が友達の職場にあって、その場にいた人全員号泣したらしい。

よくTVで昔の事件の再現とかやってるけど、犯人や被害者家族のその後は分かっても、犯人の家族のその後はわからない。

賠償がどれくらいで、犯人の家族親類がどうなったかどうしたか、それが分かったら今より「人を殺してみたかった」「イライラして誰でもよかった」なんて理由の犯罪は減るかも知れない。

だって何年かして刑務所から出てきても、迎えてくれる家族も親の金もなくなってるんだから。
まともな家庭なら崩壊するんだ。

刑期を終えてもなーんにもない。
分かってたけど、それが衝撃的だった。

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