うちには何か”変”なのがいる

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

今年の1月、うちにたまたま祖母の友人がやってきた時の話。

その人は庭を通って玄関の前まで来たのだが、留守なのか誰も出てこない。
どころか、来客のたびに吠えまくる犬の鳴き声すら聞こえない。

留守だろうか?と考えていると、庭に面した大窓のある部屋(因みに俺の部屋)に初老の男性が立っていた。

彼は窓ガラス越しにその人を見ており、そして窓を開ける事すらせずに部屋の中から「この家の人達は皆出かけていますよ」と言ってきた。

祖母の友人は『ちょっと変だな』と思いながらも、留守を頼まれた親戚か何かだろうと思い帰ったのだそうだ。

・・・が。

我が家の誰もそんな人物に心当たりはないし、そもそもその時期に家が完全に留守になった事もない。

初老の男性といったらうちには父しかいない(祖父は既に他界)が、その人は父を知ってるし、父本人にも覚えが無いし。

というか、そもそも窓ガラス越しに客の対応なんかしない。

更に元お隣さんな人なので、家を間違えたともちょっと考えにくかったりする。
ついでに言えば家に誰か侵入したような形跡も、盗まれたものもない。
まあ泥棒が客の応対するとは思えんが・・・。

因みに友人に話してみたら、そんな話を夕食時の笑い話にして楽しむお前ら家族の感性が一番怖いと言われてしまった。

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