イジメを抑止する機能

Facebook、Twitter、LINEなど、人と人とを簡単に繋げてくれるSNSのサービスは、時としていじめのツールになり得ます。

ネット上でのいじめは、日本を始め世界中で深刻な問題となっているのです。
この現実を根絶するべく、アメリカに住むトリーシャ・ブラブさんが、ネット上でのいじめについて訴えます。

2013年の秋、学校から帰宅したトリーシャさんは信じられないニュースを目にします。

それは13歳の女の子が、SNS上で受けたいじめを苦に飛び降り自殺をしたというものでした。

この衝撃的なニュースをきっかけにトリーシャさんは、SNS上のいじめについて考えるようになります。
独自に調査をおこなうと、ネットのいじめを苦に自ら命を経っている人が世界にはたくさんいることを知りました。

軽い悪口から、心に深く残る中傷まで、SNSでのいじめは様々な形で行なわれていたのです。

SNSのメッセージで「この世界からお前が消えてしまえばいいのに」と言われた少女が、寝室のクローゼットで首をつった状態で母親に発見されたという痛々しい事件もありました。
トリーシャさんは、これらの事件の加害者が心無い行動を取る前に、説得することが出来ていたら一人でも多くの命を救えたのではないか・・・と考えました。

トリーシャさんの調べによると、ネット上で侮辱的な発言をする12歳から18歳の若年層は、19歳以上のグループに比べ4割も侮辱的な発言に意欲的なのだそうです。

ある文献には、「未成年の脳は、考える前に行動に移してしまう傾向がある。判断能力を担う前頭部は25歳頃にようやく完成する」と記されています。

つまり、若ければ若いほど脳は発達しておらず、不道徳な行ないをとってしまうということなのです。

「若者の脳はブレーキがない車」
このワードにヒントを得たトリーシャさんは、とある実験を開始しました。

それは、ユーザーが誰かを侮辱するような書き込みをしようとした時に「本当に投稿しますか?」というメッセージを表示する「Rethink」という仕組みを取り入れる事でした。

1500件を対象に行なわれたこの実験では、なんと93%の若者が投稿を取りやめました。
「待って、本当にそんな侮辱的なコメントをするの?」という一言で、ネットいじめとなる発言を、71.1%から4.7%にまでに減少させることに成功したのです。

トリーシャさんは新たに開発した「Rethink」を引っさげ、サイエンス展覧会に出席。
見事ファイナリストになり、アメリカ暫定特許権を取得しました。

現在はより多くの人に活用されるのを目指すべく、クローム用の拡張ブラウザと携帯端末用のアドオンの作成をしているとのこと。

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